奢る奢らない問題

みなさんこんばんは。
くろのです。
 
 
くろのは普段、
何を考えてるのかわからない、
価値観が独特すぎて理解できないと言われます。
 
 
また、主に恋愛観などもこの記事では書くかと思いますが、
くろのなりに真面目に考えて人生の中から導き出した価値観なのですが、
世間とずれているため誤解をされがちです。
 
 
なので、ここにはとっさに人に説明しづらい自分の価値観を書き溜めて行こうと思います。
せめてあなたには伝わればよいのですが。。。
 
 
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今日は奢る奢らない問題のことを書こうと思います。
この令和の時代になっても、
こんな昭和な「あるべき論」を言ってくる人が未だに居るのが、
くろの的には時代錯誤感を感じるのですが・・・
 
 
くろのは中性的な感性を持っていて、
中高生の頃から、自分のジェンダーに悩んでいます。
なので基本的に、性別を曖昧にした文章を心掛けていますが…
 
 
でも今日はジェンダーにまつわる話をしようと思うので、
性別を明かして書いていこうと思います。
くろのの身体は男です。色恋沙汰の対象も女性です。
でも親友になれるのは女だし、比較的可愛い雑貨やお菓子が好きです。
くろのがもてるのは、自分が女の子なら何をされたら嬉しいか、
自分は男の子にどうして欲しいか、わかるからです。
 
 
さて、男として生きていて、
常にくろのが違和感を感じるのが、
『奢る奢らない』問題。
 
 
これ、くろのはたしかにケチではあるし、
無駄遣いはしたくないのだけど、
なんというか、そういう問題じゃないんですよね。
 
 
これに違和感を唱えると、
なぜか「ケチな男は最低!」「男の方が収入多いんだから!」「甲斐性がない!」
と言う反論が来て、毎回(わかりあえないな…)とイライラするのですが、
今日はその違和感を文字にしてみようと思います。
 
 
くろのは保育園や小学校の頃、
少女漫画をよく読んでいました。
 
 
くろのの幼少期は90年代前半です。
その頃、少女漫画で描かれていた女の子たちは、
『自分たちで悪と戦う強い女の子たち』でした。
変身したり、剣を持っていたり、魔法を使ったりと、
バリエーションはありましたが、
基本的に『女の子は自分で戦う』のです。
 
 
少女漫画なので、恋愛対象となる男の子も登場して、
その男の子は少女たちを颯爽と守るのですが、
それはあくまで少女たちがピンチに陥った一瞬だけ。
一瞬だけ助けて、少女たちが立ち上がるとまた見守るポジションに戻るのです。
 
 
くろのは、こういった少女漫画に影響を受けて幼少思春期を過ごしています。
折しも『女性の社会進出!』『女は強い!』『これからは女の時代!』
と世間でも主張されていました。
 
 
さて、そういった価値観のもとに成長してきたくろのは、
『女の子は弱いんだから、男の子がチカラでも経済的にも守るのが当然』
と言う、バブリーな価値観が非常に気に入りません。
なんというかそれは、お金がもったいないとかケチとかじゃなく、
他力本願で卑しく、格好悪く見えるのです。
女たちは、もっと強くて、自分の力で困難を克服していけるだろうと。
 
 
少女漫画を好んで読んできたので、
勿論男の子に庇護されたい気持ちもわかります。
実際の筋力差や妊娠育児、PMS、本能的な庇護されたい願望、
なんとなく守られたいのもわかります。
でもなんていうか、ピンチのときに助けてもらうのはわかるけど、
最初から助けてもらう前提なの、格好悪くないですか?
 
 
少女漫画で言うと、
主役の少女たちを尻目に、陰でヒソヒソ話をしている、
モブキャラの有象無象クラスメイトがいますが、
それらのモブキャラに感じる印象と言いますか…。
 
 
ちなみに、奢れといっているのは大体自分と同世代かそれ以上で、
自分より年下の20代の子たちはそういうことを言わないので、
単純に時代のジェンダーの影響を受けているだけ、
と言う単純な話なのかもしれませんが。
 
 
とりあえず、くろのは『女は強い!』と言われて、
戦う女性を素敵だと感じて育ってきたので、
『守ってもらうことを当然』だと思っている女が苦手です。
 
 
でも少女漫画を読んで育ってきた男でもあるので、
男性向け漫画でよくある『冴えない俺に何人もの美少女が…』みたいなのにも、
 (そんなことあるわけないだろ…)と同時に思ってしまいます。
女の子は何の努力もしてない冴えない男を好きになったりはしない
自分を磨いて実力を身に着けた男性に焦がれるのだと思います。
 
 
くろのは身体の性別を性転換で変える度胸はなかったので、
せめて少女漫画に出てくる男の子たちのように、
 スタイリッシュに、ストイックに、
ヒロインと渡り合える男性になって生きていきたいと思います。

 

 
とりあえず、とりとめがなくなってきたので、
このあたりで終わります。